■作品展を終えて・・・

 作品を壁から取り外しながら、改めて皆さんの絵にふれると、みなさんと過ごした「時間」がよみがえります。
私にとって「時間」は「一瞬の出会い」の積み重ねです。皆さんと共に過ごす中で、たくさんの「一瞬」に出会ったことを思い出しました。
メンバーさんが紙の上に自由に描いたり、道具を使って型紙を作り色を塗る姿。それをサポートするスタッフのみなさん。
絵が出来上がり、メンバーさんが自分の絵を評価する場面や満足したり楽しそうに笑っている姿。納得いかない。と声にしたり口元にグッと力を入れる姿。そして沈黙。
仕上がった絵を見せながらスタッフさんと話をしたり写真撮影をする時に見せる、はにかんだような表情や満足したり楽しそうに笑っている姿など・・・
目を閉じると、一人ひとりの様々な瞬間が脳裏に浮かびます。こんな貴重な時間を皆さんと何年も過ごしていたのだと改めて気づきました。本当に有難い限りです。メンバーさん、スタッフさん本当にありがとうございます。

因みに、絵を描く時間は、描く過程も、出来上がった絵もその人らしい表現だと思うので(よい・悪いではなく)いつも「そのまま(ありのまま)でOK 。」ということや、「今出来ていることで、素敵だな。」と個人的に思っていることを伝えるようにしています。
その二つの思いは私がアート活動を通して自身が体感し、色々な方に伝えたいことでもありましたので、実際に言葉で伝えることができる場に巡り合えてとても幸せです。
そんな場に巡り合うきっかけの一つになったのが、カフェふれんずさん。今回作品展を開かせて頂いたカフェです。2011年にこちらで個展を開いたのを機に糸島での活動がスタートしました。
この作品展を経て、また今までの五年間を振り返り、ご縁とは有難いものだと改めて感じています。
皆様との出会いに感謝です。
これからも一つひとつの出会いを大切に、日々丁寧に過ごせれば・・・と思っています。
まだまだ至らぬ点も多い私ですが、今後ともお付き合いいただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。

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第一期:糸島たんぽぽ

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第二期:志摩学園

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第三期:ピアつばめ・玄海学園